書評:「苦しかったときの話をしようか」 森岡毅 ★★★★★

稀なことなのだが、本屋でこの作品を見つけて 速攻で会計してしまった。

作者の新刊で、しかも娘に向けて書いたのであればなおさらだ。

 

 

で、週末かけて一気に読んでみた。

印象としては、かなり赤裸々に体験したことや思いが綴られていると思った。

本質を鋭くついていて就活生でなくてももちろん、大いに元がとれる作品となっている。

一番響いたのは、「自分自身を知る努力をこれまで行ってきていないのではないか」という指摘だ。たしかに言われてみるとそのとおりである。

改めて自分は何者なのかということを、今更なが考えるきっかけを与えてもらえた。

これからのキャリアを考える上で、実は思いもしなかった選択肢があるんだということの、気づきを得られて大いに勇気を得ることができた。