2021-01-01から1年間の記事一覧
自分でもなぜかわからないのだが、7月に入って暑くなってくると、自然と「ねじまき鳥クロニクル」が読みたくなってくる。 過去に2回ほど読んだが、長編なのでそうおいそれとは読むことができない。 ある程度の気合と覚悟がいるのだ。 昨日なにげなく文庫の整…
先日のブログで「鏡の中の夕焼け」の中で「1963年版の造船年鑑」に関する記載があることに触れた。突飛な印象を受けたが、よくよく考えてみると不思議でもなんでもないかもしれない。自分が少年時代だったころ、とにかく電車が好きで、その手の解説本をする…
村上春樹氏の「象工場のハッピーエンド」に収められた作品の一つ。短い作品ながら印象的で、不思議な余韻を感じた。 象工場のハッピーエンド (新潮文庫) 作者:村上 春樹 新潮社 Amazon バザールで愛する妻としゃべれる犬を交換したり、所蔵図書はまさかの196…
割と短い作品なのだが、これほど不可思議なストーリーも稀有だ。狐につままれたような感覚だ。のっけから奇妙な擬音が登場する。謎が謎を呼び、何一つとして回収されないまま、唐突にブツリとエンディングを迎える。なんとも後味の悪い読後感が残る。 TVピー…
自分は特に酒好き、というわけでもないのだが、なんというか惰性でほぼ毎日読んでいた。日替わりでビール、ウイスキー、焼酎、ワインといった具合で。唯一日本酒は酔いも強いし太るので、避けるようにはしていたが。以前はそれほどでもなかったと思うが、コ…