禁コーヒーのススメ
禁煙や禁酒と同じように「禁コーヒー」という言葉があるのか知らないが、コーヒー断ちというものを性懲りもなく始めた。
自分はコーヒーが大好きで、必ず毎日愛飲していた。それもコーヒー豆を買ってきて、カリタの電動ミルできちんと挽いて、ドリップしたコーヒーがお気に入り。
それなのに、なぜ「禁コーヒー」なんて始める気になったのかというと、おもな動機は以下の通り。
<動機>
- 集中力が落ちた。
- なんとなく思考が鮮明でない。薄いベールがかかったような感じ?
- 眠りが浅く、早朝に目が覚めてしまうことが多くなった。
これを課題に変換してみると、
<課題>
- どうしたら集中力を今よりも高めて、思考をクリアに近づけられるか。
- 朝までぐっすり眠りたい。
ここで仮説として浮上したのが「禁コーヒー」というわけだ。
実は今日現在で10日目に突入している。
最初はきつくなったらほどほどに止めようと思っていたが、気づけばするすると日数が経過していた。それでもオフィスや店先などからコーヒーの香りが漂ってくると、誘惑に駆られることはあるけれど。
そして10日経ってみて気づいたことは以下の通り。
<気づき>
- とにかく頭が痛い。最近になってようやく落ち着いてきたかな。
- コーヒーのことを考えなくて良くなった。これは結構ストレスフリーだ。
- 時間の節約。自分の場合は午前10時頃をコーヒータイムと決めていたが、仕事を中断してコーヒーを淹れるという時間が削減できたことで、仕事の効率がアップしたように思う。
- 財布に優しい。出社すれば無料のコーヒーマシーンがあって美味しいコーヒが味わえるのだが、それでも店で買ったりすることを考えると出費がなくなって助かる。
- 便秘が緩和された。これは水を多く飲むようになったことの副次効果だろうか。
- 環境にやさしい。コーヒーのカスを捨てるのはなんとなく無駄なゴミを出しているような後ろめたさがあった。
- 机が多少だが広く使えるようになった。
以上の通り、始める前には予想していなかったメリットが沢山あったことが以外であり大きな収穫となった。
そして本来の目的に対してどうだったかというと、
<検証結果>
- コーヒーを断って5日目ぐらいまでは頭痛が気になり頭も重く、はっきりいって止める前よりもパフォーマンスは明らかに落ちた。ただ最近はその症状もかなり解消され、パフォーマンスも戻ってきた。というよりクリアーになってきた。もっというと「前向きさ」のようなものが出てきたように感じる。
- 眠りに関しては、一番効果があった。途中で目が覚めることはあるのだが、朝まで比較的ぐっすり眠れるようになった。睡眠の質が向上したと実感。これが定着すれば、思考の方もさらに冴えてくるのではないだろうか。
以上、まだコーヒー断ちして10日目だが、備忘録も兼ねてざっとまとめてみた。
ビジネスマンを始め、コーヒーを毎日飲んでおられるかたは多いと思われるが、ふと自分の習慣に疑いの眼差しを向けて、変革してみようかなというマインドを醸成することは時には大事じゃないかなと思った次第。
もしこれを読まれて興味を持った方がおられたら、是非試していただき、結果を共有いただけると嬉しいです。