自動運転車をレンタカーで借りられる時代(2040年頃)の到来に思う
マッチングサービスがもてはやされているが、車の分野でも普及するのだろうか。例えば一泊二日の旅行で車を使いたいなんていうシーン。そもそも都内においては、車を所有するなんて自分は考えられない。たとえお金が捨てるほどあってもいらない。単なるやっかいもの、お荷物でしかない。購入費、保険代、駐車代、メンテナンス費云々。おまけに洗車やらオイル交換やら車検ならお金だけでなくエライコストがかかる代物である。得られるものはわずかの利便性と所有欲だろうか。よほどの車好きなら別だが。
その点、レンタカーは最高である。
安い、あまり気を使う必要もないし、ガソリンを満タンにして返す必要もない。おまけにメンテナンス状態もばっちりである。近所に借りに行く手間だけ。返してしまえば綺麗さっぱり後には何も残らない。
世の中の所有しない流れは正しいのだろう。
そして所有している人たちがそれを貸し出すマッチングサービスも世の流れ。
しかし果たして人の車を借りたいだろうか。自分は否である。
状態も不安だし、気も使うし、個人所有の車だと思うと落ち着かない。
そういった意味では、レンタカー自体の進化はあるかもしれないが、レンタカーがなくなることは無いと思う。いまのところ、自分のライフスタイルではレンタカーは最高のソリューションである。
話はそれるが、もしたまには飛ばしたいなぁなんて思ったらForzaで十分である(笑)。このゲームは本当に素晴らしい。なんの制約もなくいつでもドライブにでかけられるし、スピードも出し放題!
そして自動運転。
休日の高速道路を久しぶりに走ったが、何時間も渋滞の中を走ってみて、なんて生産性のないバカバカしい行為なのかと、辟易した。
自動運転に任せられれば、その時間を運転以外のことに使えるわけである。さらには事故もすくなくとも人間が運転するよりは減るだろう。運転するって慣れれば簡単だけどそれは誤解にしかすぎない。本当のはものすごく難しい作業だし、なにかひとつでも狂えば事故に直結する行為。事故なく帰ってくるって実は奇跡的なことなのだ。
ハンドリングだって、人間は無意識に微調整して補正しながら切ったり戻したり絶えずしているわけだし、膨大な情報を瞬時に判断して操作にフィードバックしている。こんなことをある意味無意識にしているなんて実は危険極まりない行為なのだ。裏返せば無意識だから成り立っているとも言える。
今の状態は凶器が街中を走っている状態だと自覚すべきだ。どのような欠陥をもった運転手がどのような欠陥をもった車を操っているのかわからないのだから。
1日でも早くAIが運転する自動運転の世の中になってほしいと切に願う。
人間の運転なんてリスクだらけ、高齢者の逆走やら、認知症やら、酔っぱらいやら煽り運転やら、走り屋やら、居眠り運転やら、てんかんやら、ドラックやら、信号無視やら。。
煽る方も煽られる方も何の生産性も価値も生み出さない愚劣な行為。AIから見れば人間は所詮、愚かな生き物である。
こうやってかんがえると何割ぐらいがまともな運転なんだろうか。恐ろしい。
運転ほど人間性が出るから厄介だ。面倒くさいことこの上ない。運転そのものはもちろん大好きだが。
自動運転なら渋滞だって激減するだろう。スムーズな合流、適切な車間、不用意なブレーキングの排除などなど。
人間が、それもあんな自動車講習だけで一様に車を運転するなんて狂気である。
きっと今の自分が昔戦争があったことを不幸な時代だったと感じるのと同様に、昔は人間が車を運転する時代があったなんて恐ろしい時代だった、なんて思う将来がきっとくる。
というわけで、自動運転付きの車をレンタカーで借りられる時代は最高である。ガソリン車か電気自動車かはさして興味がない。もっともその頃にはガソリン車は淘汰されているのかもしれないが。
これは自分の勘でしかないが、20年後ぐらいには実現していてもいいのではないだろうか。2040年前後。
インフラ整備や自動車業界の規制やらに手間取るとさらに遅れる。何か新しいことが始まるのを遅らせるのはいつの時代も人間である。既得権益を守る抵抗者だ。
まぁすんなりとはいかないだろうな。
政府にお願いしたいのは、自動運転車ができるだけ安くなるように補助してもらうことだ。税金面の優遇とかね。そして非自動運転車は贅沢品と割り切り高くすることだ。せっかく便利になったのに高くて買えないなんて本末転倒だ。
もしくはサーキットとかクローズドな環境を提供してその中で運転を許可するなどの規制の方向だろうか。
車の所有者は増えて、逆にドライバー人口が減っていくなんていう時代の到来はもう間近だと信じたい。