東名あおり運転と自動運転に思う

 今日も自動車事故に巻き込まれることなく帰宅できたことに感謝。

なんと1.5トンもの「鉄の塊」を人間が操作して動かす、しかも走るよりもはるかに高速で。まったく恐ろしい世の中である。

トコトンやさしい自動運転の本 (今日からモノ知りシリーズ)

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 さて、東名あおり運転は連日テレビで取り上げられている。

自動運転という観点から考察してみたい。

自動運転が100%の世の中になれば、このような事故がなくなることは容易に想像できるだろう。

問題は、手動運転派がどのくらい存在するのかだ。

自動運転がある程度普及したとしても、おそらく石橋被告のような人間は自分で運転したい派だと推測する。車好きのようだし。

では、追突したトラックが自動運転だった場合はどうか。その場合は100%事故を防げると考える。

なぜなら自動運転の普及により、IOTが進んで道路上には無数のセンサーが埋め込まれ、車の速度や状況を常に監視しているからである。今回のケースでいえば、追い越し車線上で停止している2台の車の情報がトラックにリアルタイムで連携され、フェイルセーフが発動されることになる。

しかし後続に手動運転車がいた場合は、やはり事故は避けられないかもしれない。

となると手動運転車が存在する限りは、安心して暮らせる社会に到達する道のりは遠いと言わざるを得ない。

こうしてみると、政府、産業ともに連携し、規制、法律、税金、費用を含めて自動運転を後押しすることが運用面での大きな課題である。