レビュー:ダークナイト 4K ULTRA HD

過去にブルーレイ版で見たが、改めて4K版で見た。

音、映像ともに上々である。

 

 

本作品を見るにあたっては、前作のバットマン・ビギンズを見ておくことは言うまでもないが、それだけでは足りない。wikiと他のあらすじサイトを見ておくとよい。

ただしあまり見すぎるとネタバレしてしまうところが難しい。

自分は見ながら要所要所でpauseして、登場人物などをサイトでチェックしてストーリーを追いかけた。

単純そうだが、結構深いテーマを扱っており、一筋縄ではいかない。

恐怖と怒り、悪と正義、そこに愛が絶妙に絡んでくる。

それにしてもジョーカーの存在感が半端ない。主人公であるはずのバットマンが霞んでしまうほど。

ゴードンも今作品では重要性を増している。

一方、後半はショッキングなビジュアルだったデントの存在が微妙。

正常な顔面は正義を表し、焼け焦げた方はさながら悪を表現している。人間の持つ2面性をジョーカー見事に白日のもとに晒した。

ゴードンの命乞いの場面はクライマックスだが、どうしても「セブン」を思い出してしまった。

テーマが深いだけにもう何度か噛み締めてから、3作目のダークナイトライジングを見たい。

バットマン・ビギンズも実は十分には腹落ちできていなかったりするし(汗)