King Gnuの脅威 「CEREMONY」
とりあえず昨年からKing Gnuの問題作?「CEREMONY」を予約していたのだが、
魔が差してというか、年末にキャンセルしていた。
理由はいくつかあるのだが、一番の理由は、あまりにも「Sympa」の完成度が
高かったからだ。
(特に1曲目から4曲目にかけての高揚感は異常である)
「CEREMONY」も1曲1曲のクオリティーは当然高いだろうが、アルバムとして
みると、これを上回ることは難しいだろうと思ったからだ。
そんなこんなで年は明け、この正月明けの3連休(自分的には4連休)に
カラオケに行ってKing Gnuを選曲するという次第になった。
そこで不思議な体験をした。
めちゃキーも高いしラップ調だし全然歌えないのだが、これがなぜだかとても
楽しいのである。
気づけば同じ曲を何度も予約している始末。
ということで、急いで「CEREMONY」を再予約する運びとなった。
ちなみに以下の記事で、自分と全く同じ体験がアップされていて驚いた。
再予約したにも関わらず、なんとか運良く発売当日に商品が届き1回目の再生を
終えたところだが、え!もう終わり? というくらいあっけなく終わってしまった。
予想は裏切られ、アルバムとして1曲1曲がさらに引き立てられて、とても
シナジーが発揮されている。
それにしてもなんとも不思議なグループで、とらえどころがない。
音楽的には正直言うと、「新しい」という感じは自分はしない。
どちらかという懐かしい感じである。
例えばラップ的なところはドラゴンアッシュを彷彿とさせるし、
ギターのカッティングを聞いていると、バンアパ的でもある。
しかしクラシックをバックグラウンドとしているせいか、それとはひと味も
ふた味も異なる趣がある。
最初に聞いたときは、なんて無機質なバンドなんだろうと思ったほどだが、
聞くほどに人間臭く感じるのである。
このあと、初回限定版のブルーレイをじっくり楽しみたい。