書評:幸せになる勇気②
毎日少しづつ読んでいるので進みは遅いが、中盤を超えたあたり。
前作以上に青年の切羽詰まった感と切れっぷりがいい。こちらが驚くほど。
しかし、それ以上に哲人が余裕の大人の対応である。苦悩する青年に対して、3年という月日を経過したことで、実は哲人も成長していたという事実に気づく。
とりあえずのクライマックスはP.177だ。
「すべての悩みは、対人関係の悩みである」と断言できる理由を、なぜか青年が哲人に変わって説明する場面。
たしかに見事にまとまっているが、ここで哲人がひとつだけ補足する。
他者との関係を断ち切ることが残された道なのかという問いに対してきっぱりNoだという。対人関係の喜びがあるのだいう。ん~痺れますね。
青年がこのあと取り乱すのがよくわかります。。
今日はお腹いっぱいなのでここまで。