レビュー:映画 ガンジー
ガンジーのことがふと知りたくなった。
書籍を探してみたが、どうも適当なものが見つからない。
で、見つけたのがこの映画。
映像のほうがわかりやすいのではないかと単純に思ったこともあり見てみた。
ところがこれが間違いのもとだった。
最低限の知識が頭に入っていないと、登場人物が誰なのかわからず、弁護士が実はガンジーだったなんてことすらわからない始末。
これは不味いと思い、結局wikipediaを読みながら見ることに。
それにしても目からウロコの作品だ。
インド、パキスタン、バングラディシュがもとはインド帝国だったとは。
ガンジーが断食して体を張ってインドを独立に導いたのに、ハッピーエンドかと思いきやイスラム教徒とヒンドゥー教徒に分かれて内戦が始まるとはなんとも皮肉である。
わりと長い作品だが、眠くなるので何日かに分けて見た。
非暴力を訴えるガンジーの振る舞いに、イエス・キリストを重ね合わさずにはいられなくなった。
そうそう、作品中に登場するこの女性が何者なのか気になって調べたのだが、ほとんど情報がない。
結局「Madeleine Slade (Mirabehn) 」という名のイギリス人女性で、志願してガンジーの弟子になった方だそうです。映画の中でもガンジーを献身的に支える姿が映し出されていた。英国提督の娘であり、かなりのベートーヴェンファンだったようです。
ちなみに演じているのはGeraldine Jamesとのこと。