東証のシステム障害に思う
2018年10月9日、残念ながらまたしても東証で障害が発生してしまった。
原因は報道によるとメリルリンチらしい。
東証はリスク回避のため、バックアップ構成を証券会社には要請していた
ようだが、うまくいかなかったところも多かったようだ。
この辺は証券会社の技術力や対応に委ねられており、対応の差が如実に
なってしまったことに注目したい。
当然ながらそのような対応をするには人でもコストもかけなければ
ならない。
穿った見方をすれば、そのような手間をあえて惜しんだところが
あっても不思議ではない。
注目は賠償金の行方である。
メリル、東証、証券会社の責任の重さで行くと、あくまでも個人的な
考えだが、証券会社が負う負担が大きくなるのではないだろうか。
なぜならうまく切り替えて問題を回避できた証券会社もあるからだ。
(カブドットコム証券など)
それなりに意識高くコストも支払っているということの現れだろう。
きっと売買手数料には転嫁されているのだろうが、売買したいときに
できないリスクを考えると、利用者としても払うべきコストだと思う。