禁コーヒーのススメ 1ヶ月後の経過報告

禁コーヒー(カフェイン断ち)をして1ヶ月以上が経過した。
どのような変化が起こったかを書いてみたい。

ちなみにその間思ったことは、日常にコーヒーというものが思いの外浸透していて、
種々の誘惑に晒されているということを思い知った。
街を歩けばコーヒーショップはあるし、コンビニに入ればコーヒーマシンが
入り口に鎮座している。
ただ、自分は無理してコーヒーを断っているわけでもなかったので、さして
そのような誘惑に乗ることはなかった。

まず睡眠。これに関しては微妙である。寝付きは間違いなくよい。
しかし何故か4時とか5時の早い時間に目が覚めてしまう。
そして直前にたいてい脈絡のない夢を見ている。
これはちょっと困りものだ。
いちおう日中に眠くて仕方がないということも特にないので、睡眠の質が
上がったのだと好意的に解釈したい。

次に頭のクリアさ。これはだいぶ改善された。
当初1ヶ月近くはぼんやりと頭痛が続いていたが、それも治まると思考が
安定したことを実感できた。
これまでは頭がなんとなく冴えていない時なんかは、コーヒー飲んでないからかな、
なんて考えていたけど、それがなくなった。

あと一番良かったのは、コーヒーのことを考えなくてもよいこと。
これまでは10時ぐらいになると、コーヒーを飲もうとそわそわしたり、
今日はどこで買おうかなんて気になって、常に頭の片隅にあったけど、
それがなくなった。それだけでもスッキリする。

現時点では特に飲みたいとも思わなくなったので、このまま継続していきたいと
思っている。
みなさんもなにか思い当たるところがあれば、思い切って禁コーヒーを
試されてはいかがでしょうか。

 

禁コーヒーのススメ

禁煙や禁酒と同じように「禁コーヒー」という言葉があるのか知らないが、コーヒー断ちというものを性懲りもなく始めた。

自分はコーヒーが大好きで、必ず毎日愛飲していた。それもコーヒー豆を買ってきて、カリタの電動ミルできちんと挽いて、ドリップしたコーヒーがお気に入り。

それなのに、なぜ「禁コーヒー」なんて始める気になったのかというと、おもな動機は以下の通り。

 

<動機>

  • 集中力が落ちた。
  • なんとなく思考が鮮明でない。薄いベールがかかったような感じ?
  • 眠りが浅く、早朝に目が覚めてしまうことが多くなった。

 

これを課題に変換してみると、

 

<課題>

  • どうしたら集中力を今よりも高めて、思考をクリアに近づけられるか。
  • 朝までぐっすり眠りたい。

 

ここで仮説として浮上したのが「禁コーヒー」というわけだ。

実は今日現在で10日目に突入している。

最初はきつくなったらほどほどに止めようと思っていたが、気づけばするすると日数が経過していた。それでもオフィスや店先などからコーヒーの香りが漂ってくると、誘惑に駆られることはあるけれど。

そして10日経ってみて気づいたことは以下の通り。

 

<気づき>

  • とにかく頭が痛い。最近になってようやく落ち着いてきたかな。
  • コーヒーのことを考えなくて良くなった。これは結構ストレスフリーだ。
  • 時間の節約。自分の場合は午前10時頃をコーヒータイムと決めていたが、仕事を中断してコーヒーを淹れるという時間が削減できたことで、仕事の効率がアップしたように思う。
  • 財布に優しい。出社すれば無料のコーヒーマシーンがあって美味しいコーヒが味わえるのだが、それでも店で買ったりすることを考えると出費がなくなって助かる。
  • 便秘が緩和された。これは水を多く飲むようになったことの副次効果だろうか。
  • 環境にやさしい。コーヒーのカスを捨てるのはなんとなく無駄なゴミを出しているような後ろめたさがあった。
  • 机が多少だが広く使えるようになった。

 

以上の通り、始める前には予想していなかったメリットが沢山あったことが以外であり大きな収穫となった。

そして本来の目的に対してどうだったかというと、

 

<検証結果>

  • コーヒーを断って5日目ぐらいまでは頭痛が気になり頭も重く、はっきりいって止める前よりもパフォーマンスは明らかに落ちた。ただ最近はその症状もかなり解消され、パフォーマンスも戻ってきた。というよりクリアーになってきた。もっというと「前向きさ」のようなものが出てきたように感じる。
  • 眠りに関しては、一番効果があった。途中で目が覚めることはあるのだが、朝まで比較的ぐっすり眠れるようになった。睡眠の質が向上したと実感。これが定着すれば、思考の方もさらに冴えてくるのではないだろうか。

 

以上、まだコーヒー断ちして10日目だが、備忘録も兼ねてざっとまとめてみた。

ビジネスマンを始め、コーヒーを毎日飲んでおられるかたは多いと思われるが、ふと自分の習慣に疑いの眼差しを向けて、変革してみようかなというマインドを醸成することは時には大事じゃないかなと思った次第。

もしこれを読まれて興味を持った方がおられたら、是非試していただき、結果を共有いただけると嬉しいです。

 

 

 

アウトプットドリブン

みなさんは仕事をしていて、最近アウトプットが少なくなったなぁ と感じることはないでしょうか。

インプット過多に陥っていないか、日頃の仕事ぶりを振り返ってみることが大切です。

テレワークがもはや日常となって、その傾向は強くなっているように思います。

自分のイメージでは、インプット40:アウトプット60 ぐらいになるように心がけています。

とはいってもなかなかアウトプットはインプットに比べて億劫なもの。

そんな方は、まず簡単にできる身近なところから習慣化するのが良いかと思います。

例えば、

  • TwitterなどのSNSへの投稿
  • ヤフーニュースのコメ欄への投稿
  • Youtubeへの投稿

といったところがオススメ。

 

実はYoutubeへの投稿というのはやったことがなくて、いつかやってみたいなと野望は持っている。

まずは近いうちにテスト動画をプライベート設定で上げたみたいと考えている今日このごろでした。

8月8日は「風の歌を聴け」の日 村上春樹

自分でもなぜかわからないのだが、7月に入って暑くなってくると、自然と「ねじまき鳥クロニクル」が読みたくなってくる。

過去に2回ほど読んだが、長編なのでそうおいそれとは読むことができない。

ある程度の気合と覚悟がいるのだ。

昨日なにげなく文庫の整理をしていたのだが、たまたま「風の歌を聴け」を手にとってパラパラめくっていたところ、8月8日から始まる物語だったことに気づいた。

なんと同日ではないか。

 

 

これはなにかの運命とばかり最初の数ページを読んだ。

そして今日の午前を使って、一気に読み切った。

もう何度も読んだ作品だが、改めて気づいたこと、発見があり、あっという間のひとときだった。

とても1979年の作品とは思えない。全く古臭くないのだ。

謎解きの要素が強いように感じるが、疑問を持ち始めると堂々巡りが始まってしまうという、恐ろしい作品でもある(笑)。

今回気になったのは、

 ・電話とトイレを往復する30代の女性は何者で、何をしているのか?

 ・鼠はわざわざ主人公にスーツとネクタイを要求して、誰に会わせようとしたのか?

の2点だ。

どうもまだまだ読みが足りないようだ。

また来年読んだら、その答えが見つかるかな。

 

 

村上春樹は船マニア? 「鏡の中の夕焼け」

先日のブログで「鏡の中の夕焼け」の中で「1963年版の造船年鑑」に関する記載があることに触れた。
突飛な印象を受けたが、よくよく考えてみると不思議でもなんでもないかもしれない。
自分が少年時代だったころ、とにかく電車が好きで、その手の解説本をする切れるほど
読んだものだ。
村上春樹氏の生まれ育った場所は神戸で海に近く、それこそ様々な国籍の種類に富んだ
船が行き来していたことだろう。
ならば自然と、船に関する興味から、関連する書籍を所蔵していても何ら不思議ではない。
もしかすると、村上春樹氏は電車オタクならぬ船オタクだったのかもしれない
と思うようになった。ちなみに造船年鑑はこんな感じのものらしい。

 

 

村上春樹 「鏡の中の夕焼け」に思う

村上春樹氏の「象工場のハッピーエンド」に収められた作品の一つ。
短い作品ながら印象的で、不思議な余韻を感じた。

  


バザールで愛する妻としゃべれる犬を交換したり、所蔵図書はまさかの1963年版の造船年鑑だったりと、ツッコミどころが満載だ。
このしゃべれる犬というのが曲者で、知性が高く、ロマンチストときている。
若いときは見世物小屋に出ていたらしい。
なぜか主人公に対して上から目線で、惨めな人間と決めつけたり、侮辱的な発言が可笑しい。
主人公もそんなしゃべれる犬に対し癇に障ったのか、ひそかに復習を企てる。
しかししゃべれる犬はある作り話を主人公に聞かせて、あやうく難を逃れることに成功する。

自分も綺麗な月は好きだし、夕焼けはいつまでも眺めていたくなる。
一昨年に沖縄で見た夕焼けは素晴らしく、ずっとこのまま見ていたいと思ったものだ。
そんな世界の中を彷徨い続けることになったとしても、悪くない気がする。

 

TVピープルとは何者なのか?

割と短い作品なのだが、これほど不可思議なストーリーも稀有だ。
狐につままれたような感覚だ。
のっけから奇妙な擬音が登場する。
謎が謎を呼び、何一つとして回収されないまま、唐突にブツリと
エンディングを迎える。
なんとも後味の悪い読後感が残る。

 

 

しばらく考えてみて、いろいろこじつけてみるが、どうも納得の行く答えが
見つけられない。

実は課長と妻はできていて、主人公と妻を別れさせるために
TVピープルを雇ったのではないか?
とか想像したりもしたが、どうもしっくりこない。
なんだか子供の頃に読んだ「はだかの王様」を彷彿とさせるような
掴みどころのない異色の作品だ。

これを読んだ方はどんな感想をお持ちになったか伺ってみたい。